キョン対策

【キョン】についてですが、千葉県では害獣として、【キョン】の被害が報告されています。【キョン】は、小型のシカ科の動物で、高さは40㎝ほど、本来は中国南部や台湾に生息していて、千葉県には生息していませんでした。平成13年に閉園した勝浦市にあった民間観光施設から十数頭が逃げ出したことがきっかけとされいます。
約26年経った現在、千葉県での推定生息数は令和7年には94093頭と言われており、驚異的な繁殖能力で、今もなお、増加している状況です。
キョンによる影響は、令和6年度では、農作物被害額約622万円と前年の888万円比較して減少しているものの、全体では増加傾向にあります。他には、従来の生態系に被害を及ぼすとされています。【キョン】はアオキやカクレミノを好んでいるとされていて、下層植生等への食圧により、森林にも影響を及ぼすことが生態系への被害につながると考えられます。また、キョンによる鳴き声に対する苦情もあり、生活環境被害も存在します。
このようなことこから、【キョン】は、特定外来生物に指定され、千葉県や各市町村が防除を目指して取組んでいる状況で、千葉県では【第2次千葉県キョン防除実施計画】を策定し、もともと生息していなかった【キョン】の捕獲に向けて取組んでいます。【キョン】の捕獲数は増加傾向で、令和6年度には市町村と連携して、9594頭を捕獲したとのことです。しかしながら、推定生息数は増加をし続けている状況ですので、一層の捕獲の強化をする必要があります。
また、捕獲の強化するには、自動通報装置を積極的に推進することにより、わなの見回りを省力化できる等、効率化を図ることも重要でありますが、現状では捕獲する担い手の減少及び高齢化が進んでいるとされており、新たな担い手を確保する事業も実施していく必要があるのではないでしょうか。
今年の令和8年3月で、第2次千葉県キョン防除実施計画の期間が終了し、新たに第3次の計画が実施される予定です。増加傾向である生息数を低減化や生息区域の拡大を防止等、継続的なキョン対策を進められるよう取組んでまいりたいと思います。千葉県議会議員松沢たけひと
