ラスパイレス指数
2月1日 本日の千葉日報にて公務員給与水準のラスパイレス指数の記事が掲載していました。鎌ケ谷市も登場していまして、市川市、松戸市、袖ケ浦市の次に鎌ケ谷市のラスパイレス指数が高いとされています。
ラスパイレス指数は、国家公務員の基本給を100とした場合の地方公務員の給与水準を表すもので、鎌ケ谷市のラスパイレス指数が101.9ということで、国家公務員と比較し、高い状況にあります。
ラスパイレス指数が高い要因につては平成27年6月議会の一般質問にて取り上げていますので、一部紹介したいと思います。
Q本市のラスパイレス指数が100を上回る要因は?
A職員構成や平均年齢の違いなど、国や近隣市と比較するとさまざまな要因があると考えるが、主な要因の一つとして、国においては入庁時の学歴によりある程度その後の昇任、昇格人事が決まってくる傾向があるが、本市では学歴にとらわれない昇任、昇格人事をしており、昇任試験を経て個人の能力に応じて管理職に登用されていることから、全体のラスパイレス指数が上がる要因になっているという現状。また、昭和50年代に人口増に対応するため、職員を大量に採用したことにより給与水準の高い年齢層があることも高くなる要因と考えている。今後は、指数の推移を注視しながら、現在実施している市独自の給与削減措置を含め、引き続きその動向に留意してまいりたいと考えている。
という答弁でありました。もちろん鎌ケ谷市のラスパイレス指数は高めではありますが、ほかの市と比べても、職員が少ないこと、人件費の削減を実施してきた自治体の一つと考えています。今後、地方分権という名のもと、更に仕事の量が増加すると予測される中で、持続可能な行政運営を実施していくための職員体制が必須であり、市職員の人材育成や人事評価制度を着実に行う必要があると考えます。千葉県鎌ケ谷市議会議員 松沢たけひと