鎌ヶ谷市と士幌町
2018年10月17日 鎌ヶ谷市と北海道河東郡士幌町との交流は平成6年度の「少年の船事業」から始まったとのことで、当時、中学生253名、関係者43名、計296名をホームステイの受け入れていただきました。平成13年に「少年の船事業」が終了した後、交流事業を絶やさないために、鎌ケ谷市と士幌町との都市間交流が開始され、児童生徒の相互交流も始まりました。鎌ヶ谷市の児童生徒にとっては北海道の広大な大地の中での農業体験ができますし、士幌町の児童にとっては都会の魅力を感じることができる素晴らしい体験であり、交流であると考えます。
この士幌町交流事業は鎌ヶ谷市が受け入れる際は約22万円(平成29年決算)、訪問する際は約178万円(平成30年予算)の支出をします。事業に投入した財源がインプットであるならば、アウトプットとして、17名の参加児童が挙げられます。そして、その結果、どのようなアウトカムを指標として挙げられるのかが重要ではないでしょうか。
今回は士幌町立上居辺小学校を訪問し、児童が作成した「鎌ヶ谷新聞」を見たり、「卒業式では卒業生が鎌ヶ谷交流のことが一番の思い出」ということを聞きますと、士幌町は事業におけるアウトカムを意識した事業展開をしていると感じました。
鎌ヶ谷市においても、事業のアウトカムは「生きる力を育むこと」として目的設定していますので、それが達成しているのかどうか、事業の評価をすることも重要なテーマであります。
今後も都市間交流が継続的に実施するためにも、事業のアウトカムを意識した展開を期待します。千葉県鎌ヶ谷市議会議員 松澤武人