北初富駅での活動 いちごの可能性

2019年1月21日 本日は北初富駅にて街頭活動をしました。この北初富駅近くにもイチゴを生産している農家さんがいますので、イチゴを含め、鎌ヶ谷市の都市農業について、考えたいと思います。
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鎌ケ谷市は都心から25km圏内という立地条件を活かし、都市型農業を発展させることができるポテンシャルを有しています。しかし、住宅地に近いことで起こりうる騒音や砂煙、農薬散布の問題など、周辺環境との調和も重要な課題であります。高品質で商品価値の高い農産物を供給し,消費者から信頼される都市農業を確立することが求められているのではないでしょうか。

 

鎌ケ谷市の農家数の推移は2000年に478戸が2005年には436戸になり、 2010年には405戸、2015年には381戸と年々減少しています。それに伴い、経営耕地面積も2000年に46107アールあったのが、2005年は42859アール、2010年は39017アール、2015年は35322アールと減少しているのが実情です。(出典 千葉県HP 各年農業センサス)

 

経営耕地面積が減少する要因は農業経営を引き継ぐ後継者がいないことが挙げられますが、なぜ後継者がいないのかと言いますと、鎌ヶ谷市農業振興ビジョンでのアンケート結果では一番の要因として、「農業所得が少ないから」が45.5パーセント占めています。他には「労働時間が長いから」0.7パーセント。「農作物が辛いから」3.5パーセント。「お嫁(婿)が来ないから」10.5パーセント。「無回答」13.3パーセント。その他が26.6パーセントで、その中には「子どもがいないから」「他の仕事に就いているから」等が挙げられます。

都市農業を取り巻く環境は厳しいですが、今後、都市農業を継続するためには限られた農地を有効活用し、農産物の付加価値向上や複合作付等の農業経営を進めることが求められていると思います。

千葉県は「チーバベリー」等、様々な新しいいちごの品種を育成しており、「いちご狩り」ができる県内の施設が約100か所あるとのことです。いちごのシーズンは1月頃から5月頃までと、梨・ぶどうの8月頃から10月頃のシーズンとは異なり、複合作付することで、天候や病害虫リスクの分散、労力のピークの分散を図ることができ、収益確保に繋がると考えられます。

鎌ケ谷市内においてもいちごを生産する農地は存在しており、8件程あると伺っています。中にはいちご狩りの観光農園として営業されている農家もあります。「鎌ケ谷のいちご」を含め、都市農業をコンテンツの一つとして推進するためには、千葉県認定農業者制度の認定支援や鎌ケ谷市のサポートが重要です。さらには耕作が困難となった農地における貸借等利用の際の独自補助制度を検討する必要があるのではないでしょうか。

 

鎌ヶ谷のいちごをさらにPR、支援したいと考えています。是非、鎌ヶ谷のいちご、ご賞味ください。千葉県鎌ヶ谷市議会議員 松沢たけひと
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このブログ記事について

このページは、松沢たけひとが2019年1月21日 21:36に書いたブログ記事です。

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