2月25日 本日は平成28年3月定例会が開会し、議案が上程されました。3月議会は予算審査がありますので、お金の使い道を審査する重要な議会になります。予算審査特別委員会は傍聴が可能ですので、機会がありましたら、傍聴しにいらしてください。
日時 3月7日 月曜日 10時から
3月8日 火曜日 10時から
松沢は予算委員ではないので、インターンの大学生と傍聴する予定ですが、ただ聞いているだけではもったいないので、事務事業評価を見ながら、事業の目的や意義、そして、委員がどういった意識で質問しているのか、解説というか、議論しながらの傍聴をしたいと思います。
私、松沢が市議会議員して活動して約10年になります。1期の頃は財政状況が厳しく、どんな事業も実施できる状況にはありませんでした。ですので、自ずと行政評価の重要性を感じていました。実施している事業に、なぜ市が関与する必要があるのかという行政関与の妥当性、施策の目的は政策にどのように結びついているかという目的の妥当性、対象は偏っていないか、対象を広げたり狭めたりできないかという公平性、施策を廃止した場合に政策達成に支障があるかという有効性、コストがかかりすぎていないか、事業費や所要時間を縮減する手段、方法はないかという効率性、などから総合評価というチェックを行っています。このチェックも事業を実施するうえでのPDCAサイクルの一部であります。事業を実施した後のCheck 評価、 Action 見直し、Plan 計画、Do 実施というサイクルの中で、運営しているのが行政であります。また、新規事業については通常のPlan 計画、Do 実施、Check 評価、 Action 見直しというサイクルですので、事後、事前共に行政評価が大変重要であると考えます。やはり、事業は計上した予算をただ執行することということでなく、事業の結果や効果について、見える形で示すことが必要であると考えますし、10年前ほど財政状況が厳しくないからと言って、あれもこれもというという視点で事業計画・運営するのではなく、安定した財政状況の今から「あれかこれか」という視点で、事業の選択と集中をしていくことを忘れてはならないと考えます。
松沢は昭和50年生まれの40歳、戦争を全く知らない世代でありますが、戦後何もない状況から、素晴らしい地域社会を築いてきた戦後世代の努力に対して、感謝の気持ちを持っています。今度は私たちの世代の番ではないでしょうか。ちょうど20年前がインターン生と同じ大学生で、20年後に60代になります。誰もが年を取っていくわけでありますので、次世代に支えてもらわなくてはならない状況は誰でも一緒です。世代間格差が少しでも少なくなるさせることは今の私たちの責任と考えます。一緒に傍聴するインターンの大学生の世代が20年後、支える側の現役世代となった時に「自分たちのためのまちづくりをしてくれて、ありがとう」そう言ってもらえるようなまちづくり、鎌ケ谷を創ってまいりたいと思います。 千葉県鎌ヶ谷市議会議員 松澤武人