2月17日 昨日の朝日新聞にて自殺対策 自治体に義務という記事がトップで掲載されていました。地域の実態に合ったきめ細かな対策を促すということです。
心の準備ができていないと、相手の 話に動揺したり、不適切な対応をとってしまうこともあるのではないでしょうか。そういった意味では、私たち一人一人が相手とかかわるための心の準備をすることが必要と考えます。
鎌ケ谷市も対策を講じていますので、松沢が平成25年12月に一般質問した時の内容を一部紹介したいと思います。
Q 自殺対策としてゲートキーパーを育成する背景について
A 我が国における自殺による死亡者数が平成10年には交通事故死よりはるかに多い3万人を超え、大きな社会問題となり、自殺は追い込まれた末の死であり、誰にでも起こり得ることで、避けられる死であり、予防できるものとして考えられるようになりました。このようなことを受け、国は平成18年度に自殺対策基本法を制定し、自殺予防の取り組みを開始しました。さらに、国において自殺総合対策大綱の重点施策の早期対策の中心的役割の一つとしてゲートキーパー育成の必要性が掲げられ、自殺を防ぐ人材を育成することが喫緊の課題となりました。なお、ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて必要な支援につなげ、見守る人々であり、専門性の有無にかかわらず、国民一人ひとりがそれぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくと言われております。
Q 鎌ケ谷市の対策について
A 市では従来の心の相談窓口のほか、鬱病家族教室の実施、平成22年度からは市民の皆様の自殺予防への理解促進と制度周知のため、関係資料やバッジ配布及び毎年自殺予防講演会を実施しているところであり、本年度は12月5日に約100名の参加の講演会を実施したところでございます。また、市の職員の自殺対策意識向上の鍵を握っているのは業務種別を超えた部署同士の連携と考え、平成20年度より自殺対策にかかわる市の関係各課との情報の共有及びネットワークづくりのため、自殺対策連絡会議を庁内に設置しているところでございます。
Q ゲートキーパーの育成について
A 悩みを抱えた人は、人には言えず、どうしたらよいかわからないなどの状況に陥ることがあります。このようなとき、周囲の人が悩みを抱えた人に気づき、支援するためにその人の気持ちになって相談に乗れるゲートキーパーとしてかかわることが必要です。市民の皆様にはゲートキーパーとしての意識を持っていただき、自殺を考えるほど悩み、思い詰める人を一人でもなくすため、ゲートキーパーの養成は必要なものと考えております。このようなことにより、本市でもゲートキーパー研修会を平成23年度に民生委員など地域の身近な相談相手や地域のボランティア団体の方などを対象として開催したのを初め、その後にスキルアップ研修会を開催し、その育成に努めているところでございます。本年度は12月1日付で民生委員の改選がございましたので、平成23年度に研修を受講した方へのフォローも踏まえ、来年2月ごろに研修会を開催する計画としております。
ということで、お知らせです。
今年度も自殺予防ゲートキーパー養成研修会を実施しますので、機会がございましたら、参加していただければと思います。私も参加する予定です。千葉県鎌ケ谷市議会議員 松澤武人
日時 平成28年3月3日 木曜日 13時30分から3時30分
対象 鎌ケ谷市民 50人
申込 2月29日まで
問い合わせ先 鎌ケ谷市役所 健康増進課 成人保健係