2月3日 本日は柏市文化会館にて開催された千葉県市議会議長会第4ブロック議員合同研修会に参加してまいりました。人口減少の問題は日本創成会議・人口減少問題検討分科会が提唱、提言したことで改めて、クローズアップされたと思います。その座長をされていた増田寛也先生の講演を聞きました。
「地方消滅」では2040年に20歳から39歳の女性人口が2010年に比べて半分以下になる自治体は県内27市区町村を含め、全国896市区町村にもなるとのことです。女性の減少によって人口減少が続き、将来的に社会保障や交通機関、そして学校の維持が困難になるという問題において岐路に立たされるのは、基礎自治体の市町村だけでなく、県、そして日本国の重大な課題であります。合計特殊出生率は、2005年に過去最低の1.26を記録した後、緩やかな上昇傾向にあり、2014年の合計特殊出生率は全国で1.42、千葉県は1.32、鎌ケ谷市は1.33です。人口の維持には2.08が必要とされていますので、出生率が少し向上したといえども、人口は減り続けるのが実情です。
増田寛也先生は若い世代の働く環境の整備が必要で、出産・子育て環境の充実を強調されていたと思います。私、松沢もその通りだと思いますし、人口減少がクローズアップされる前に一般質問した経緯があります。また、平成27年12月議会では人口減少に対応していくためには女性が働きやすい、そして妊娠、出産、そして子育てしやすいまちづくりが必要と質問しました。
3期目の市議会議員選挙の際に提言しました出産を取り扱う産婦人科が1カ所しかない状況の改善や保育を申し込む児童が限りなく入所できるよう、保育所の増設。多子世帯への負担軽減等、妊娠・出産、子育てにやさしい鎌ケ谷の実現に向けて取り組んでまいります。千葉県鎌ケ谷市議会議員 松澤武人