11月15日に広報かまがや、議会だより、松沢たけひとニュース27号が新聞折り込みされていました。広報かまがやでは25年度の決算状況、議会だよりでは決算審査特別委員会の記事が掲載されています。
広報かまがやの決算状況の歳入を見ますと、単年度のみの構成比で、約356億円の内訳が記載されています。その構成比がどうなってきたのか、また近隣市と比べてどうなのか。今後の鎌ケ谷市はどうあるべきか。考えを示すことが市議会議員としての役割と考えます。
市民税や使用料、財産収入など市が自主的に収入し得る自主財源と、地方交付税や国庫支出金などの依存財源に区別されますが、平成21年には自主財源が58.5%、依存財源が41.5%であったのが、年々自主財源比率が下がり、平成25年には自主財源が48.7%、依存財源が51.3%になりました。白井市の自主財源が65.7%、依存財源が34.3%、野田市の自主財源が55.8%、依存財源が44.2%、流山市の自主財源が54.9%、依存財源が45.1%と近隣市と比較しても、鎌ケ谷市の自主財源比率の低さが示されています。
自主財源比率が低く、依存財源比率が高いことは、国の施策等の影響を受けやすい状況でありますので、現在の国の不安定な財政運営のもと、市は依存財源に頼らない財政体質を構築する必要があり、次世代に安定した財政状況を引き渡すためにも、事業の選択と集中を図ることが重要と考えます。
また、議会だよりの決算審査特別委員会の記事を見ますと、4項目のみの掲載ですので、税金の使い道がどうだったのか、詳しく知ることができません。どの政策にも目的があり、事業費を計上しています。例えば子育て政策の場合、どれくらいの予算を使ったか(インプット)、どれだけの利用状況になったか(アウトプット)、そして、子育てのしやすい街になり、出生率や子供数がどれだけ増えたかという(アウトカム)事業の点検・検証をして、次年度の予算編成に反映させることが行政評価であり、市議会の決算特別委員会の役割と考えます。
平成25年度の決算審査特別委員会の委員の1人として、庁舎管理に要する経費約2843万円や第2斎場建設事業に要した総金額約3億832万円、近隣商業拠点整備事業約49万円等、様々な質疑をしています。後日アップされる議事録にて確認できますが、「広報かまがや」「議会だより」「松沢たけひとニュース27号」を見回して、鎌ケ谷市の決算や財政状況を考えると、よりわかりやすいと思います。是非「松沢たけひとニュース27号」ご覧いただきたいと思います。千葉県鎌ケ谷市議会議員 松沢たけひと